美味しい野菜を作るには切っても切り離せないのが「肥料」ですよね。
こだわりたいけど、どれにしたらいいかわからないし、誰か教えて欲しい!
という方もいると思います。
今回はそんな方のために肥料について解説していきます!
肥料について
肥料とは、植物を生育させるために必要な栄養分を含んだものを言います。
肥料には三大要素と五大要素と呼ばれる成分があり、
三大要素とは、窒素(N)・リン(P)・カリウム(K)の3つのことを指します。
五大要素とは、三大要素で述べた3つの要素の他に、カルシウム(Ca)・マグネシウム(Mg)を加えると五大要素言われています。
窒素(N)の働き
主に植物の体や体内で様々な反応に役立つ酵素、光合成の場となる葉緑体などの構成成分で、植物の生命維持に重要なタンパク質を作る要素です。
窒素が不足すると、植物の下の方の葉っぱから色が変わり、最終的には黄色く変色して枯れてしまいます。
逆に窒素が多すぎると、植物の長さ(草丈)が必要以上に伸びてしまい、自力で立つことのできない体になってしまいます。
また、カビ(糸状菌)に由来する病気にかかりやすくなってしまうことや、虫による被害の原因になったりします。
リン(P)の働き
主に植物の中でタンパク質の構成や、遺伝情報を伝達する成分の構成要素です。
また、花肥(はなごえ)または実肥(みごえ)とも言われ、その名の通り「花」や「果実」などを肥やす働きがあります。
また、非常に植物の体内を移動しやすく、すぐに吸収されてしまうため不足しやすい要素となっています。
リンが不足すると、下の方の葉っぱから紫色を含んだ濃い緑色に変わっていきます。
カリウム(K)の働き
主に根の発育に関係するため根肥(ねごえ)といわれます。
また、光合成による糖(デンプン)の合成・移動・蓄積にも関わっています。
糖から細胞の壁のもととなるセルロースなどを作る際にもカリウムが関係し、植物の細胞組織の強化にも役立ちます。
カリウムが不足すると、植物の下の方から葉っぱから暗い緑色に変わり、次第に枯れてしまいます。
カルシウム(Ca)の働き
主に植物体内の細胞壁や原形質などの膜構造維持に重要な働きをしています。
簡単に言うと、新しくできる芽や下に伸びていく根の成長を助けてくれます。
カルシウムが不足すると、新しく出てくる葉っぱの組織が壊れてしまい、ギザギザとした切れ込みのような形となってしまいます。
上記で述べたカリウムとは拮抗関係にあり、お互いが吸収の邪魔をしてしまう作用がありますので、肥料をあげる際は野菜に合わせたバランスを考えましょう。
マグネシウム(Mg)の働き
主に葉緑体の構成要素として欠かせない要素です。また、光合成に関係する酵素の働きを助ける働きがあります。
マグネシウムが不足すると、葉緑体の中にある「葉緑素」という緑色の色素が作られなくなり、黄色に変色してしまう症状が出てきます。
マグネシウムも同様にカリウム・カルシウムと拮抗関係にあるので、少し扱いには注意が必要です。
肥料の選び方
次は、野菜を元気に、そして美味しく育てるために必要となる野菜肥料の選び方についてみていきましょう。
肥料は何を使用しても良いということではありません。
また、液体肥料や固形肥料、有機質肥料や無機質肥料など、どちらを使用するかは育てる野菜や育て方によって変える必要も出てきます。
これらの詳しい情報について以下にご紹介していきます!
固形肥料
粉末、粒状、固形の状態の肥料を指します。
固形肥料は骨粉や油かすなどの有機質を混ぜた肥料、窒素、リン、カリウムなどを合成した化成肥料の2つに分けることができます。
液体肥料に比べると、効果はゆっくりと持続するのが特徴です。追肥や元肥に使われます。
液体肥料
別名「水肥」とも呼ばれる液体肥料は、言ってみれば速効性に優れた「栄養ドリンク」のようなものです。
花や観葉植物の元気を回復させるのをはじめ、根を丈夫にしたり、多くの花を咲かせたり、美味しい果実を実らせたりと、その効果はさまざまです。
水に薄めて使うタイプが一般的です。
有機質肥料
有機質肥料は動植物性由来の油かすや骨粉、牛ふん、鶏ふん、草木灰など自然由来の成分を原料とした肥料のことを指します。
土に含まれている微生物によって分解され、窒素、リン、カリウムに変わって植物の毛根から吸収されるため、
即効性はありませんが、その半面、持続性に優れているのが特徴です。
無機質肥料
一般に「化学肥料」といわれているのが無機質肥料です。
生物に由来しないリン鉱石やカリ鉱石といった、地球上にあるさまざまな鉱物を分解して作った肥料のことをいいます。
無機質肥料にはチッソ、リンサン、カリウムのほか幅広い栄養素が含まれており、有機質肥料と比べて即効性があるのも特徴です。
汚れにくく、臭気も少ないため家庭菜園などでも人気があります。
初心者におすすめなのは液体肥料
固形肥料と液体肥料どちらが初心者におすすめかというと、液体肥料がおすすめです。
固形肥料と比べて扱いやすい点も初心者におすすめしたい点の一つです。
では具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか解説していきます。
液体肥料を使うことのメリット
液肥の最大のメリットとして、使い方が簡単だということが挙げられます。
液肥は固形肥料と違って土に流れやすいため、定期的に使用することで、植物に最適なかたちで栄養を補給することができます。
また、吸収時間が短く、効果がすぐに期待できるのもポイント。短期間で違う目的の液肥を与えられます。
もし仮に、過剰にあげてしまっても水で流すことができるので、初心者でも失敗しににくいことが特徴です。
液体肥料を使うことのデメリット
対してデメリットは、即効性がある分、効果が長続きしない点です。
液肥は固形肥料よりも与える頻度がどうしても多くなるので、与え忘れにも注意しましょう。
また、水耕栽培の場合、液肥を混ぜるときの水に菌が繁殖していると一気に広がってしまう可能性も出てきます。
そのため、毎回清潔な水を使用することが大事です。
液体肥料の使い方
液体肥料には商品によって使い方が異なります。
どのような使い方があるのか、紹介していきます。
ストレートタイプ
ストレートタイプの液体肥料は、ボトルをはじめ容器に入った液体肥料を、そのまま植物や野菜に与えられるのが特徴です。
特に、庭がない家庭での鉢やプランターを使用した植物・野菜の栽培におすすめです。
なかには、スプレーボトルに入った製品も発売されており、手や周囲を汚さずに使用できるとして人気を集めてます。
ただし使用範囲が広い場合には、コストパフォーマンスが悪くなる可能性があるため、事前に使用用途を確認しておきましょう。
濃度調節ができないので、栽培対象に合わせて選ぶ必要もあります。
原液タイプ
原液タイプの液体肥料は、肥料を水で薄めてから与えるのが基本です。
水の量によって肥料の濃度を調節できるため、育てたい植物や野菜など、それぞれに適した肥料濃度を作れるのがポイントです。
また、育てる植物によって希釈割合が異なる点に注意しましょう。
製品やメーカーにもよりますが、一般的には庭木や果樹などは250倍、野菜や観葉植物などは500倍、鉢植え・ハーブなどは
1000倍、盆栽は2000倍が希釈割合の目安です。
なかには、花・野菜などの植物全般用から、野菜・観葉植物・バラ・芝用など、専用の製品も発売されています。
アンプルタイプ
アンプルタイプの液体肥料は、スポイトのような形をした容器に、ストレートタイプの液体が入っているのが特徴です。
先端のつまみを取り外して、土にさすだけで肥料を与えられます。
メーカーによって異なりますが、4〜5号鉢にはアンプル剤1本、6~9号鉢なら2~3本を2週間に1回のペースで与えるのが目安。
鉢に応じて本数を変えるだけなので、初心者が使いやすいのもおすすめポイントです。
一方で、アンプル剤のなかには、活力剤として発売されている製品もあります。
購入前に「観葉植物用液肥」と書かれていることを確認しておきましょう。
まとめ
最近ではマンションに居住しているという方でも家庭菜園にハマる方も多く、たくさんの種類の野菜や花を育てているという方は多いですね。
そのため、様々な種類の野菜を育てる際に必要となる肥料の見分け方の知識も増えてくるでしょう。
もちろん家庭菜園が初心者であるという方でも、ここでご紹介したたくさんの種類の肥料を参考に、野菜別に分けた肥料を活
用するなど、1年を通して新鮮野菜を美味しく育ててみてくださいね。
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HB101の特徴その2 〜バランスの良い土壌づくりに〜
有効微生物の繁殖を助け、土壌の中のバランスを保つことで良い土壌づくりに役立ちます。
肥料だけでは不足しがちの栄養素を補ってくれるため、定期的にあげると元気に育ちます。
HB101の特徴その3 〜植物の免疫活性・防虫効果〜
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